小技あり <サザエのお話>

サザエは「栄螺」と書きます。

 

栄える螺貝(ニシガイ)でサザエでして、田んぼの螺貝なら「田螺(タニシ)」です。

 

この漢字の語源とは、やや異なりますがサザエの語源としては、「ササ」という語、小さなものという意味ですが、小さな突起を柄に見立てて「ササ」の柄であったり、「ササ」の家であったり。 

 

また「ササウエ」、「ウ」は座るという意味、「エ」は入り江の意味で、入り江でちょこんと座る小さいものという意味で、サザエと転訛したというのが通説です。

 

さて、このサザエですが良いものを見分けるコツは、手に持ってずっしりと重たくて、貝殻は薄く、石灰質の蓋がしっかりとしているものが身入りも良いと言われています。

 

 

手に持って貝を振ったときに、中で音がするもの・・または蓋が緩んでいるものはすでに死んだもの、鮮度が落ちている証拠でして、避けなければなりません。

 

サザエに関して、ちょっとした小技があります。 

 

丼に水を張り、割り箸を二本渡して伏せてサザエを置きます。

 

すると、サザエが身を乗り出してきて蓋を持って、強く引っ張ると案外、簡単に身が抜けるというもの。

 

古風なつぼ焼きの仕立て方としては、内臓を除いて砂袋を取り去りさっと茹でます。

 

 

身は適当な大きさに切りつけて、酢洗いしたものを殻に戻し、すまし汁を注いで三つ葉や生椎茸を加えて、煮ながら食べる。

 

現在の主流は酢洗いの工程は、ほぼ使われなくなりましたが引き締まった味わいが楽しめる手法です。