何か一品・・ <竹輪麩のお話>

麩と言う素材は、小麦粉に水を加え練り、でんぷんを洗い流した物に強力粉やもち米粉を加えて作ります。

 

小麦粉から生成されるグルテンの塊・・・と言う認識があったのですが、後から加える強力粉やもち米粉には、でんぷん質が含まれますから、タンパク質だけ…という訳ではありませんでした。

 

最近知った事なので、以前の認識で通信に書いて配信していた事を訂正しなくてはと、今回はお題に取り上げました。

 

竹輪麩は主に関東で発達した生麩の一種です。

 

関西料理では頻繁に登場する生麩は、グルテンにもち米粉を加え蒸して作ります。

 

粟(あわ)や蓬(よもぎ)を加えて色付け、風味付けした物や、紅葉や楓、桜や梅など和菓子の様に色付け加工した細工麩は和食の料理人には人気の素材です。

 

 

季節感を演出し、料理の色どりや椀や鉢の中の景色を華やかに

してくれます。 

 

竹輪麩と言うと、決してこういった華やかな演出には効果がありませんが、味の染みた惣菜風の煮物には非常に良く合う、優れた食材と感じています。

 

鶏肉や里芋、人参や牛蒡と筑前煮風に酒と砂糖、醤油で煮しめたものや、厚揚げとひき肉を加えてそぼろ煮などにしても、旨煮様の味を付ければ短時間で大量の料理が可能です。

 

ご家庭での料理作りでも、あと何か一品…なんて言う時に活用なさると、とても便利な素材だと思います。