季節の仕事 <楽京のお話>

そろそろ出回り始める素材を考えると、今の季節は楽しみが多いです。

 

まずはラッキョウ…楽京っていうと、好き嫌いが激しい食べ物ですが、歳をとるにつれ、好きになってきた一品の一つです。

 

特にシンプルに仕上げた塩楽京。

 

こんなものをかじりながらお酒を呑むのも、なかなか刺激があって

良いものです。

 

また、オーソドックスに仕上げた甘酢の楽京も良いですね。

 

武内はカレーの薬味には、必ず刻んだ楽京を用意したいタイプです。

 

 

また珍しい所では、楽京の辛煮が面白い肴になります。 

 

ニンニクなんかもそうですが、火を入れるとホクホクした食感になりますが楽京も同様です。

 

やや、芋に近い食感も感じながら辛味から甘味に変化した楽京の味わいは、一度食べたら病みつきになるかもしれません。

 

さて、これからの時季で仕込まなくてはいけない素材がたくさんあります。

 

小梅や梅で梅酒・梅干・小梅漬け。

 

楽京では塩楽京・甘酢楽京・辛煮。

 

赤紫蘇なんかも出てくるから、梅と一緒につけてゆかりを仕込むのも楽しいですし、紫蘇酒を仕込んで爽やかな味わいも楽しめます。

  

季節の、ほんの一時しか出回らない品ですが、季節の移ろいを感じながらの仕込みの仕事は、和食の料理人ならではの楽しみがあります。

 

 

他の仕事も、たくさん抱えていますが・・その季節で1番豊富に品物が出回る一時を逃さず仕入れて、大量に仕込んでおく。

 

それが坐唯杏の仕事、武内の流儀です。