濃厚な手前味噌 <トロロのお話>

トロロと言うと、やはりトロロ芋の事を連想すると思いますが、以前、立ち食い蕎麦屋でトロロ蕎麦を頼んだら、トロロ昆布が入っていて、がっかりした事があります。

 

まぁ、そんな詐欺みたいなメニューは滅多に無いでしょうが、実はトロロ芋にも、種類があります。

 

立ち食い蕎麦屋の様な安い店で、お目に掛かるのは、大抵の場合は長芋のトロロです。

 

トロロに使う芋といえば、3種類あります。

 

長芋、大和芋、そして、つくね芋です。

 

長芋はご存知の通り、漬物にしたり、千切りにしたりで居酒屋のメニューになってる、あの太くて長い芋ですね。

 

水分が多く、この芋は擂ってもネットリした食感は出ません。

 

 

大和芋は、今日では棒状の物が多いですが、イチョウの葉の様な形をしたものが、昔は主流でした。

 

イチョウ芋とか手芋なんて言う呼ばれ方もありました。

 

長芋に比べたら水分が少なく、ネットリした食感のトロロは、殆どこの芋だと思って間違いないでしょう。

 

一般的ではない芋には、つくね芋があります。

 

この芋は関東では、殆ど料理屋でしか使われる事はありません。

 

ごつごつした丸い形で、大和芋よりもさらにネットリした食感の強い高級な芋です。

 

 

他にも天然物の自然薯もありますが、これこそ今となっては希少なものなので、定食や蕎麦・うどん屋では、お目にかかれない物かもしれません。

 

さて、三種類+1、で、ご紹介しましたが、安い定食、蕎麦屋・うどん屋で出てくるトロロと言えば、殆どが前出の長芋です。

 

でも、長芋は刻んで食感を楽しんだり、それこそ漬物に仕立てて、やはり、そのしゃりしゃりした食感を楽しむには、良い芋ですが、ツユに絡めて、ネットリした旨味を味わうには、少々、物足りない芋です。

 

ここは、やはり大和芋の擂ったものを贅沢に、たっぷり掛けたトロロ蕎麦、うどんを楽しみたいのが武内の趣味です。

 

まぁ、いつもの通り、手前味噌になりますが、坐唯杏では大和芋の卸したものを使っています。

 

 

店に泊まったときなんか、ご飯を温めて、トロロと生卵に醤油を垂らして掻きこむ美味しさは、独りの食事も楽しいものにしてくれます ><

 

そこに、シラスなんか掛けたら、これまた最高でして・・・

 

あっ、話が脱線し始めました。

 

今日のところは、この辺で。