純米酒で献杯

坐唯杏を開店してからと言う物、扱うお酒には純米酒を推し進めてきました。

 

別にアルコールを添加した本醸造や、吟醸、大吟醸に対して違和感を持ったり、嫌悪感がある訳ではありません。

 

アルコール添加酒には、添加酒にしかない魅力があるのも、充分に理解しています。

 

ただ、アル添酒と純米酒を並べて飲めば、自分の好みでは純米酒に軍配が上がる。

 

そんな経験を積み重ねて、現在に至ります。

 

さらには、豊富な旨味を感じさせてくれる味わいの豊かな酒。

 

 

重厚な飲み口から、スッキリと切れ上がる喉を通った時の快感。

 

さざ波の様に美しく引いていく余韻。

 

冷や酒よりも、燗酒にして感じる事も多い。

 

新酒よりも、熟成を経て飲む酒に、この感動を感じる事が多いです。

 

そして何より、合わせる肴で、お酒の印象もガラッと変わる。

 

蔵元が命を削る様にして、醸したお酒をお預かりして、肴と共にお客様に提供すること。

 

この仕事に、ますます邁進いたします。

 

お酒は嗜好品です。

 

どんな楽しみ方をされても、呑む人の自由。

 

ただし、その楽しさを最大にするべく、提案し提供する。

 

今夜もぜひ、純米酒をお楽しみください。

 

 

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神亀酒造の専務、小川原さんが4/23にご逝去されました。

 

小川原さんの叱咤には必ず、激励の念が込められていました。

 

ご生前に、もう一度お会いしたかった。

 

無念です。

 

 

心より、ご冥福を祈ります。