成りきれば、一品 <鬼蔵蒸し>

オニオングラタンスープの手法で出汁を仕立てて、茶碗蒸しに仕上げてみました。 

 

もちろん、バゲットを浮かべてチーズをてんこ盛りにして蒸し上げます。 

 

仕上げにパルメザンを掛けて、バーナーで少し炙って完成、と言う様な一品です。 

 

イタリア蒸しの仕立て直しから、閃いた一品なので、貝の出汁を豊富に使ってみました。 

 

オニオンソテーと蜆の出汁、案外相性が良いのも、新しい発見でした。 

 

塩と胡椒、それに淡口醤油で味を調えます。 

 

 

バゲットはガーリックトーストにしておいても良いのですが、くどいかな、って言う感じです。 

 

丁度、一昨夜で無くなったので、今日の昼にでも仕込みましょう。

 

その時に、何種類か焼いてみて、合うのを探します。 

 

さてさて、こんな調子で新しいメニューが出来上がります。 

 

実際に提供する中でブラッシュアップされた一品と言うのは強いメニューに育つ事が多いです。 

 

やはり頭の中だけで考えられたメニューとは、ひと味違ってきます。 

 

また、基本に忠実と言うのも、忘れてはいけない所でして、この一品の根幹はオニオンソテーの濃厚なコクです。 

 

ここを外すと、なんだか訳の分からない料理になってしまいます。

 

けちらず、そして丹念に仕込んだ物を使います。 

 

ただ、濃厚なコクだからと言って、濃い味付けに仕上げてしまうと和食の本線からは外れてしまいます。 

 

 

 

あくまでも、素材の味わい、出汁の旨味を大切にしながらの調整です。 

 

と、新しいメニューなので紹介させて頂きましたが、あくまでも、イタリア蒸しを坐唯杏としてはオススメするつもりですから長くメニューに置くつもりはありません。

 

浮かんでは消える、メニューブックの中にも熾烈なポジション争いがあったりします (笑 

 

と言うことで、鬼蔵蒸しのお話はここまで。 

 

もし良かったら、こんな一品、ご家庭でも作られてみてはいかがでしょう? 

 

新しい料理にチャレンジするのも、たまには面白いと思いますよ。