恵方巻より、こっちでしょ <茶飯のお話>

23日、金曜日。

 

本日は節分と言うことで煎り大豆を使った、最も基本的な炊き込みご飯を紹介させて頂きましょう。

 

節分の豆まきも、いつしか皮付きの落花生などをお使いになられる方も多いと聞きますが、やはり大豆です。

 

 

本日のお題は「茶飯」です。

 

煎り大豆で茶飯・・・と言うと、なんだか不自然に感じる方もいるかと思います。

 

とはいえ、本来の茶飯と言うのは乾燥の大豆を焙烙で気長に煎って皮を取り去り、番茶の煮出し汁に塩を加えて炊き上げたものです。

 

現在のように醤油で色付けした炊き込みご飯が、主流の様に思われがちですが、実は、この方法は本来の方法を模した、即席の仕立て方でした。

 

 

それが、いつしか本家に取って代わり、主流と認識されているのですから、時代の流れと言うのは、怖いところもあります。

 

さて、節分で使う豆はすでに煎ってありますから、皮を剥きます。

 

お盆二枚に挟んでぐりぐりと押し付けると、簡単に剥ける・・・とか、すり鉢の中に入れて乾いた布巾でかき回すと、簡単に取れると言うことで我々も、実際にやっていましたが、これがなかなか根気の要る仕事です。

 

手で揉んでドライヤーで吹き飛ばすとか、薄いゴムのシートに挟んでこすり合わせるとかの工夫もしましたが、結局は丹念に取り去るのが必要です。

 

お米の1割~2割ほどの大豆を加えて、番茶を230分間、煮出した茶汁に2%弱くらいの塩を加えて、一緒に炊き込みます。

 

 

 

レシピとしては、非常にシンプルですが炊き上がったご飯は、実に趣のある風雅なご飯が出来上がります。

 

その昔、お茶がまだ輸入品で薬用としても超高級品だった頃、身分の高い人たちの間で楽しまれたご飯。

 

ちょっと、贅沢な気分で味わってみてはいかがでしょうか。