人と人とで宴があります <会席料理の楽しみ方>

会席料理の献立は、我々にとって、和食の職人にとって、或る意味

存在価値の証明です。

 

一夜の宴に、料理の素材、仕立て方、彩りや食感でひとつのドラマを感じて頂く。

 

気軽に、そして心に響く一品を並べ、決して飽きさせる事無く・・最後まで一気にお酒と料理の世界に浸って頂く。

 

この時間、この流れこそが我々の存在価値なのです。

 

だから、お客様もそのあたりの事を、充分にご理解の上・・・

 

と言うお話ではありません。

 

むしろ、お酒・料理を宴の演出にお使い頂く事が会席料理の主題です。

 

 

 

大切なご商談、接待の時にお話を中断されてメニューをご覧になりながら、次の料理を選ぶ・・と言う場面をよくお見かけしますが、宴の目的に集中できないのは、実は我々も本意ではありません。

 

気さくな友人とワイワイ言いながら、次のお料理をお選びになる。

 

そう言うシチュエーションは、我々にも大歓迎です。

 

でも、そう言うお席ではなく、友人や恋人、家族とのお食事であっても大切な顔合わせのお席であったり、ここ1番の大切なお話がある時、

 

お話に集中出来ないのは、見ていても気の毒になるほど。

 

 

 

そう言う時こそ、会席料理をご注文頂きたいのです。

 

我々は季節の素材を吟味し、味わいの重複、彩りの調和、食感の対比などなど、あらゆる要素で考え、ひとつのドラマを作品として創り上げています。

 

でも、その料理は大切なお食事のお席には、脇役でしかありません。

 

あくまでも、味わう方・・・お客様が主役、そしてホストの方であるなら大切なゲストに対して、いかに振る舞い、どんな会話を交わし、

 

どんな時間をお過ごし頂くかが、最重要課題です。

 

その為の品を、我々はご用意してます。

 

もちろん、お料理に興味のある友人同士、恋人同士で料理主体、もしくはお酒主体に楽しむのも大歓迎ですが、お食事の目的は

 

ただ単に空腹を満たすだけではありません。

 

そのお時間を共有される方と、心と心を繋ぐ、橋渡しです。

 

会席料理の楽しみ方、それはご一緒される方と、どの様な時間を過ごされるかによって決まる物です。

 

お酒が主役でも、料理が主役でもありません。

 

 

 

 

 

あくまでも主役は、「人」・・・お客様です。

 

ぜひぜひ、我々を上手にご利用ください。