味な正月の炙り肴 <バチコ>

昨年の御節には、カラスミを入れる事が出来ませんでした。

 

ボラの卵の高騰で、手が出なかったのですが、代わりに添えたのが

「バチコ」です。 

 

海鼠(ナマコ)の卵巣を干したもので、三味線のバチに似た形から、

その名の由来があります。

 

干しこの子とも呼ばれますが、これが酒のアテには絶好の珍味です。

 

昨年の御節を買われた方には、小さいながらもこの「バチコ」をお楽しみ頂きました。

 

でも、今年は少ないながらもボラの卵が確保できまして、自家製の唐墨造りもなんとか恥ずかしくない量を仕込む事が出来ました。

 

当然、御節の中にも唐墨が入りますが、昨年の好評を考えて、「バチコ」も詰めさせて頂く事としました。

 

 

 

 

この「バチコ」ですが、普通に軽く炙るだけでも、充分に美味しい物ですが

酒を振りかけて炙ってもらうと、さらに風味が立って美味しくなります。

 

さらに丁寧にするなら、包丁の峰で軽く叩き、繊維をほぐしてやって酒を振りかけて炭火で炙る…と言うのが、極上の仕上げ方です。

 

昨年は、そんな事をお伝えしつつ、お渡しする予定でしたが、全ての方にお伝えする事が出来ませんでした。

 

今年はお渡し前に、お伝えしておきたかったので、本日の軽い記事と致しました。