実行するドラマ<伝えていく使命>

季節の素材。

 

希少な食材。

 

そして「幻」とも言える様なお酒。

 

 

人間は、食べ物の味を感じている様で、その情報を食べている。

 

そんな、一面もありますが確実に、誰が食べても美味い、と言う料理は、むしろ魅力に乏しい品になる恐れもあります。

 

貴重、希少、そして幻と言われる食材には、少なからず・・突き抜けた味わいや香りがあり、その部分を好むか、好まないかは微妙な所であります。

 

 

 

もちろん我々としては、充分に吟味して「美味い!」と

思える物だけを集めているのですが、合う・合わないと言うのは

個人の好みに関わる所で、これはもう致し方ありません。

 

そこで、我々に必要なのは、情報を発信する事だと思う訳です。

 

こう言う路線で、こんな方向の料理やお酒を扱っています。

 

そして、その路線や方向性で集まって下さったお客様に、その路線、方向の中でベストなパフォーマンスを発揮して、十二分に楽しんで頂く事が、大きな使命だと思うのです。

 

伝統の仕事、昔ながらの手法と言っても、それが望まれない場合は、お客様にとっても、我々にとっても不幸な事です。

 

 

でも、そう言う仕事を望まれるお客様にとっては至高の時間を提供できる。

 

その為には、まずは我々の仕事を、きちんと発信する事。

 

商売を商う以上は、それが第一の使命と感じています。

 

とは言え、もっと大きな理念としては、日本の食文化を伝える事。

 

自分が教えて頂いた技術や知識を次代に繋げる事・・・が、あります。

 

飲食店として、

日本料理の職人として、

 

 

伝統の仕事に関わる一人間としての我々の土台は、この事に尽きます。

 

もう間もなく、御節重詰の仕込みが開始します。

 

豊富な経験を持つ職人と言えども、我々の世界はいくら勉強しても、知っている事より知らない事の方が多い世界です。

 

修行先が違えば、仕込みも変わる。

 

今まで仕事をしてきた舞台が変われば、全然違う仕事をしてきていてもなんら不思議はありません。

 

でも、その中でもある一定の基本の上に様々な仕事が成り立っている。

 

その基本を、次世代に繋ぐこと。

 

 

そして、次世代に繋ぎたいのだと言う事を、発信する事。

 

商売を超える使命としては、これが第一です。