函館式・ジャガバター

蒸したジャガイモを、半割にして焼き目をつけたら函館直送のイカの塩辛をたっぷりと載せて提供する。

 

函館式・・と言うのは、イカの塩辛を利かせた仕立て方を指してます。

 

ジャガイモと塩辛が合うと言うのは、塩辛の特性にあります。

 

イカのアミノ酸は、でんぷん質と同時に食べる事によって、より増幅された旨味に感じます。

 

白いご飯と共に味わう、イカの塩辛が非常に美味しく感じるのもこのためです。

 

だから、理論的にはとても優れた組み合わせなのです。

 

 

とは言え、この手法を用いて提供する店は、現在では・・・かなりあります。

 

我々の様に、専門職の技術者が揃った和食の職人集団が敢えて、取り組む一品かと言うと、少なからず疑問が湧きます。

 

とは言え、先日・・紹介させて頂いた「秋茄子の納豆挟み揚げ」の様に、安心して御注文できると言う安心感もありますから、メニューのバランスで言えば、少し引いた品揃えを組み入れるのもアリかなと言う所です。

 

と、色々と理屈を捏ねまわしていますが、実際の味わいは、理屈なしに旨い、酒に合う一品である事には間違いありません。

 

ご飯、芋、に限らず塩辛のアミノ酸とでんぷんの相性は、頭の中に入れておいて、何かの際には組み合わせてお楽しみになる事をオススメ致します。

 

 

このメニューを終了する気持ちも湧いていますが、気に入らなければすぐに止める・・と言うのも、進歩がありません。

 

もうひと手間、何らかの形で新しい提案、斬新な味わい方を職人として考えるべきとも。

 

更に進化した「函館式・ジャガバター」を模索します。