煮麺(にゅうめん)のお話

先日、梅雨時のコンビニ人気商品に「おでん」があるとお伝えしましたが、武内の様に真夏に「煮麺」の様な熱々の料理を仕立てるより、秋から冬の頃の季節にこそ、相応しいのかもしれません。

 

さて「煮麺」は「にゅうめん」と読みます。

 

茹でた素麺を水で洗い、きつく絞って調味した出汁に加えてひと煮立ち。

 

そのまま丼に、汁ごとあけて熱々を召し上がると言う一品です。

 

似た様な一品に「温麺」があります。

 

「温麺」は「うーめん」と読みまして、途中までは同じ仕立て方ですが、沸いている湯で熱々に温めたら、そこにやはり熱々の出汁を注ぐと言うのが「温麺」の仕立て方です。

 

 

完成品は、さほど差がありませんが別仕立ての出汁を注ぐか、それとも出汁の中でひと煮立ち沸かしてしまうかで、名前が変わります。

 

早速、「鶏肉と葱の煮麺」の仕立て方を、ご紹介しましょう。

 

たっぷりの湯を沸かしながら、別鍋で鶏肉を油で煎り付けます。

 

胡麻油が風味が良いです。

 

そして出汁を注ぎ、味醂と淡口醤油で味を調えますが、ご家庭で仕立てるなら、<白だし>などと言う名前で市販されている、淡口醤油仕立ての麺ツユをご利用になるのも良いかと思います。

 

そして出汁が完成する間際に、素麺を茹でて冷水で洗い流します。

 

素麺は油を塗って乾燥させるので、茹でたそのままだと日向臭さがあると言われています。

 

しっかりと洗い流したら、笊に押さえつけてしっかりと水けを切り、沸いている出汁に加えます。

 

その時に葱のざく切りも加えて下さい。

 

それでひと煮立ちしたら完成です。

 

青葱の刻んだ物や、三つ葉など、お好きな薬味か七味を振りかけて

食べれば、汗だくになります。

 

53年間、生まれてこの方冷房の付いた家に住んだ事が無い武内と

しては、夏の暑さを和らげる絶好の食事となります。

 

もうひとつ、武内がよくやる小細工としては、出汁に梅干しを加えて

仕立てるのが、暑い時の煮麺には抜群に合います。 

 

塩分と酸味が加わる事で、味が引き締まり梅干しを突き崩しながら

食べる熱々の麺は、本当に良い暑気払いとなります。

 

クエン酸も補給できますし、疲労回復にも効果があるわけです。

 

真夏の暑い盛りに、煮麺を仕立てる…なんて言うのは、少し変態

ですが今の季節こそ、むしろ似合う一品かと。