トウモロコシの天ぷら

トウモロコシの天ぷらって言うと、缶詰に入っている様なスイートコーンを、かき揚げにする様な姿を思い浮かべる方が多いと思いますが、

 

さにあらず。

 

トウモロコシを1本、そのまま天ぷらにする・・・訳ではありません。

 

実は、実の所だけをそぎ取って、短冊形の切身の様にしたトウモロコシを天ぷらにします。

 

 

つまりは、しっかりとした形を持つ長方形の短冊形に仕上げる手法です。 

 

え?、そんな切り方をしたらバラバラになるでしょ・・そんな疑問も湧くかと思いますが、バラバラにならない方法があります。 

 

若い頃にした仕事では、トウモロコシを桂剥きにする事もあった位です。

 

桂剥きにして中に摺り身を鋳込んで、トウモロコシの形に戻して切り付けて前菜に使う。

 

中は白、周囲はトウモロコシの黄色と言うリアルな色合いで、

楽しい一品が出来上がります。

 

 

さて・・では、どうすればバラバラにならないかと言えば、

種明かしは実は簡単な事です。 

 

茹でてから切りつける、ただそれだけです。 

 

生のまま、包丁を入れたら、確かにバラバラになりますが、

茹でてからだとトウモロコシの切り身が完成します。

 

 

茹でてお湯の中でじっくりと蒸らしたトウモロコシを3~4cmに

筒切りにしたら、実と芯の間に、包丁を入れて実だけをそぎ取ります。 

 

そうすると、短冊形になったトウモロコシがきちっとした形のまま、

幾つも出来ますから、それを普通に天ぷらにするだけです。 

 

冷たい水で、薄力粉を練らないように・・なんて言う天ぷらの事は、

省略しますが、それだけの手間をかけるだけで熱々の揚げたてを食べると、

 

 

かき揚げの時には味わえない、トウモロコシの純粋な味わいが堪能出来ます。

 

 

粗塩でサッパリでも、大根おろしに醤油で純和風の味わいでも、はたまた

ケチャップなんかでも、お子さんは喜んでくれると思います。 

 

・・と言う事で、本日はトウモロコシの天ぷらをお伝えしました。

 

 

以前・・坐唯杏通信でお伝えした時の文末には、

 

「今日は、迷わずこの一品を書き始めたんですが、多分・・・

自分が食べたい(笑

 

誰か揚げてくれたら、お邪魔して一緒に呑みたい気分です。」

 

と、あります。

 

でも、最近は本当に食べたいものは、自分で作る。

 

迷わず、作るのが習慣になってますが、本当のことを言うと

人が作ってくれた料理が美味しいです。