ムツ・モツゴのお話Ⅰ

先日来、週末膳の献立で「モツゴ」と言う魚を紹介させて頂きました。

 

モツゴは、ムツの若魚。

 

 

非常に味わいの良い魚ですが、東京の方にはイマイチ、知られて

おりません。

 

ムツと言う魚をご存知の方は、夏場にムツの紹介、解説とは旬を知らないアホな記事と感じる筈です。

 

と言うのも、ごもっとも。

 

ムツと言う魚は「寒ムツ」と言う言葉もある様に、冬が旬の魚です。

 

 

 

 

11月頃から翌年の3月頃にかけて卵を産みます。

 

2月頃の熟卵を抱えている時が、最も美味とされます。

 

寒の最中に最も、脂が乗るのも抱卵する事に加えて美味の理由です。

 

その身質は、脂肪が多く柔らかい食感で、美しい白身。

 

刺身にすれば鯛に匹敵し、煮魚・照り焼き・味噌漬けなどはその魅力が最も堪能できる仕立て方です。

 

また潮汁やチリ鍋も、その味わいは大衆魚でありながら高級感さえ感じさせる、貴重な素材です。

 

また、抱卵した際の卵巣も非常に美味で「親まさり」などと呼ばれる事もありますが、通の間では白子の人気も非常に高いと言う旨い魚にありがちな、あまり知られていない楽しみ方もあります。

 

と言う特徴を持つムツではありますが、夏場の時季には脂が落ちて非常に味わいを落とします。

 

 

なら、なんで?・・・と言う事なんですが、

 

実は抱卵する前の若魚においては、夏のほうが味わいが良いのです。

 

冬場のムツに匹敵する、若魚「モツゴ」を今年の夏は、ひそかに

推していました。

 

召し上がったお客様からの評価は、もちろん抜群!

 

まだまだ知られていない、旨い食材が日本には沢山あります。

 

我々は、もっと勉強してお伝えしていかなくてはいけません!