おはぎ・ぼたもち

我々の生活においては、平常の日と、何か事のある特別な日とがあります。

 

平常の日を「ケ」の日、特別な日のことを「ハレ」の日と言うのはよく知られる事です。

 

そしてハレの日に着る服を晴れ着と言い、ハレの日の料理も存在します。

 

日本の古くからある節句料理や、御節や節分、初午・冬至・土用丑・名月

などなど。

 

新しい習慣では、母の日・父の日・敬老の日・文化の日に加えて、クリスマスやバレンタインなどもハレの日の行事食として認識されてきています。

 

その中でも武内にとっては、特別な思い入れがあるのが彼岸の行事食、「おはぎ・ぼたもち」です。

 

と言うのは、武内の誕生日が春の彼岸の中日、3月21日だった事もあり、

子供の頃には誕生日と言うと、おはぎを作るのが習慣でした。

 

そして、つい最近までその呼び名、「おはぎ・ぼたもち」の使い分けに

ついて勘違いしていた事があります。

 

 

それは季節、春と秋の違いで「おはぎ」と「ぼたもち」を言い分けると

思っていましたが、認識不足でした。

 

おはぎは、当然ながら「萩」の言葉に因み、ぼたもちは「牡丹餅」に

因んでの呼び名です。

 

秋の萩、春の牡丹と言う認識の方が多いと思いますが、萩の由来は

小豆の別名を「萩の花」とも言うところから小豆餡を意味する。

 

対して牡丹と言うのも、牡丹雪を例に挙げると、大きな物の表現との

事でした。

 

要するに季節による名称の違いではなく、単なる呼び名の違いだけでした。

 

萩の餅=おはぎ、と・・ぼたもち=牡丹餅の他にも、

「やわやわ」「はんごろし」「隣知らず」「北窓」「夜舟」「奉賀帖」の

愛称もあるとの事。

 

 

料理研究家・柳原敏雄さんと言う方の文献からの知識でした。