鰹茶漬け

胡麻醤油に絡めた鰹の切り身に熱々のお茶を注ぐときに、身が白くなりながらじわっと旨味を滲みだす。

 

普通の番茶が一流の椀にも匹敵する上品な味わいへと変貌を遂げる。

 

さらっと掻き込むご飯と、ぶぶあられの食感、山葵の香り・海苔の風味。

 

日本人ならではの美的感覚がここに凝縮する。

 

絢爛豪華、色鮮やかな、飾り立てた一品だけがご馳走ではない。

 

もっと身近で、最もありふれた素材からも特級のご馳走が生まれる事がある。