スキレットの使い方

スキレットは鋳物製の、分厚い鉄製の蓋付きフライパンです。

 

ダッチオーブンと言う鋳物製の深鍋をフライパン形状に仕上げた鍋です。

 

肉を焼く洋食の職人にとっては、肉焼の専用鍋としても重宝されています。

 

鍋としての保温性が実に高く、余熱を利用して火を通す。

 

また蓋を熱しておいて、天火焼の様な料理も調理が可能です。

 

早い話が、ステーキからピザまでも、この鍋で仕上げが可能です。

 

 

とは言え、平時の際なら肉を焼こうが、ピザを仕立てようが余裕で色々な料理が楽しめますが、不測の事態の場合は素材が非常に限られてきます。

 

野山の、山菜や野草などなど、他にも保存が効く芋類などをスキレットでグリルしてみましょう。

 

樂旬堂・坐唯杏では、このスキレットを使い夏季限定で「焼枝豆」を提供させて頂いてます。

 

まずは焼枝豆ですが、枝豆の天地をハサミで揃えて、塩で揉んだあとに、充分に熱しておいたスキレットに投入し蓋をして4分で、出来上がります。 

 

もちろん、普段は厨房で仕上げるものですからガスの炎をきちんとコントロールして、適度な焦げ目をつけつつ、しっかりと火を通す。

 

そういう調理が可能です。

 

もし、これがガスの火ではなく焚火の様な炎で仕立てるとしたら充分に熱しておいて、枝豆を投入して蓋をして火から外してしまいます。

 

それで4~5分置いておけば火は通りますから、あとは好みで火に掛けながら焦げ目をつければ、殆ど遜色のない焼枝豆が完成します。

 

これがジャガイモの様な火の通りにくい素材、大きさの物なら、熱々にするジャガイモを加えてから、また再度過熱して熱々にする火から

外して余熱で加熱する…を繰り返して仕上げると失敗が無く

ジャガイモのグリルが完成します。

 

あっさりと塩・胡椒で食べても良いですし、味噌、バター、アンチョビや

塩辛などが、旨いソースとなりますが、そうそう都合よく手に入る物とは

限りません。

 

アンチョビなどは缶詰で用意できますから、想像力を働かせて

非常の事態に備える事も大切かと思います。

 

また、ジャガイモ以外でも先日紹介した、鯖缶のパエリア擬きなども

この鍋で仕立てると、なかなかの出来栄えとなります。

 

焚火の火ではススだらけになって、結構大変ですが、これが七輪など

用意しておけば、さらに効率は良いです。

 

休みの日のお食事に、ちょっと遊び心をもってスキレットでの

野菜グリルや、パエリア作りを楽しんでみては、いかがでしょうか。