掃除上手への道

厨房を清潔に保つには、細やかな神経や「清潔」を常に意識する高い意識、清掃まで手が回るように段取りを組み実行する行動力が必要です。 

 

口で言うのはたやすいですが、それでも毎日の仕事を繰り返すうちに手が回らないところが出てきて、徐々に大きな仕事にしてしまうのが常です。 

 

これはご家庭でも同じことでしょうし、飲食店に限らず・・・どんな職場でも起こりうる現象です。 

 

厨房の我々は、それでも気持ちを奮い立たせて、日々の清掃に取り組まねばいけません。 

 

でも、これにも限界があります。

 

 

 

この限界を打ち破るのは精神論ではありません。

 

まずは第一に、清掃しやすい環境を作ることです。

 

清掃しにくい場所から汚れは酷くなる。

 

 

当たり前の事でして、厨房の設計の時点で床が流しやすい様に各調理台や、設備に脚が付いてない物で配置する、そんな工夫が最近では見られます。 

 

他にも、床を水で流さないドライキッチンと言うのも、むしろ清掃できない造りの様で、清掃の必要ない厨房を目指しています。 

 

そして第二に、やはり普段から細かく地道に努力を重ねる習慣を造る事です。 

 

例えば、鍋ひとつとっても周囲が汚れてから磨くのと毎回汚れが付いた時点で磨いていくのでは、全然時間の掛かり方が違います。 

 

その為には、スポンジの硬いほうだけ・・みたいな洗浄器具がありますが、そういうものを各流しに配置しておく事です。 

 

 

大きな努力や毎回の努力・・・よりも習慣とする事が大切です。 

 

そして第三は、鋭敏な違和感の感性、アンテナです。 

 

汚れと言うのは、ある時ふと・・・ずいぶん汚れたなと気付くものです。

  

少し汚れた時点で、違和感を感じていれば大した時間も掛からず綺麗に保つ事が出来ます。 

 

床に落ちたゴミ、シンクや盛台に付いた汚れ、焼台やフライヤー、厨房は汚れやすい場所の宝庫ですから、毎日・毎日掃除をしていても必ず目が届かない、手の付けられない箇所が出てきます。 

 

そんな所にきちんと注意する視線を向けること、そして些細な汚れでも、すぐにその場で綺麗にしておくことです。

 

 

 

・・・と、これもまた、言うのはたやすい事かもしれません。 

 

まずは、綺麗にする事、清潔に保つ事を決意する。 

 

覚悟する・・と言うのが前提である事も、書き添えておきます。