違和感の飲み放題

先日、夜営業がひと段落着いた時点で、webの日本酒関係の書き込みや情報を集めていました。

 

新潟では、日本最大の日本酒イベント・酒の陣が開催されていて

大いに盛り上がった様です。

 

 

そんな喜ばしい記事に混じって、ある書き込みを読みました。

 

それは、ある飲み放題の居酒屋で日本酒を飲んでいて、グラスを

交換するスタイルだったので、前に注文したお酒が空かないと

次のお酒が頼めない、そうしている内に時間切れとなった・・・

 

その事実が語られており、店側のサービスの悪さを、この一件で

指摘している物でした。

 

 

さらには、こう言う店にはリピーターが訪れない、経営的にも

好ましくないとするものでして、

 

非常に、武内はこの一文に違和感を感じたのでした。

 

まずは、<飲み放題> ・・このスタイルで取引先の蔵元が精魂込めて醸したお酒を売る事自体が、武内は違和感を感じておりますから、出発点が全くかけ離れており、全てが理解できないのは当然の

事なのですが、

 

最近の傾向で言えば、飲み放題と言うスタイルが広く浸透しています。

 

 

宴会の場合での予算の管理が楽だから、追加の徴収や予算の超過を考えなくて良い、幹事さんには都合の良いシステムだと思います。

 

 

ですが、武内の場合は先にも書いた様に、蔵元さんとお付き合い

させて頂く中で、真摯に、そして本当に精根尽き果てる様なご苦労を

されて生み出されたお酒を、軽々しく一山幾ら・・と言う値付けで、

我々が扱う訳には行かないと強く感じています。

 

 

ですが、

 

その大切なお酒を、飲み放題として楽しんで頂こうと言う経営者が

いたとすれば、それは並々ならない覚悟を持って、取り組んでいる

経営戦略だと思います。

 

 

そこに至るか否かは、それぞれの経営者の価値観によるものとは

思いますが、その大いなる覚悟を持って取り組んでいる企画に

対して、時間内なら何杯でも注ぎなさい・・・みたいな感覚の、

 

 

この書き込みを行った人には、全く共感できません。

 

この方の言う事が、正しいかもしれません。

 

何杯でもお注ぎして、リピーターの方が出来て経営が順調に

回るなら、それが正解です。

 

 

ですが、武内が現在まで経営してきた中で、どんなに売り上げが

低くても、どんなに儲からなくても価値観の違うお客様は歯を食いしばって

でもお断りする。

 

そんな姿勢でやって来ました。

 

 

誰でも良い…と言う、経営をしていれば本当にお付き合いしたい

お客さまにご迷惑をお掛けする事にもなります。

 

飲食店の仕事は、自分たちが旨いと思う酒や料理に共感して

くれるお客様を集める事と、何度も書いてきましたが、

 

 

それ以前に、同じ価値観でお酒や料理に接してくれる、我々と

お付き合いしてくれるお客様を集める事です。

 

 

お客様が、ある飲食店を利用する事で苦痛を感じるなら・・・

 

間違いなく、その飲食店もお付き合いするのに苦痛を感じていると言う事。

 

 

もし、その中で経営が行き詰ったなら、それも本望…などと言う

負け惜しみ的な事は、全然思いませんが、

 

 

必ず、必ず・・・自分たちと同じ価値観を持ったお客様はいます。

 

その人たちに対して、いかに知って頂くか。

 

その人たちを、いかに集めるかの方法を考えるのが経営です。

 

 

武内も・・・ですが、ぜひ希望を持って取り組んで頂きたい使命です。

 

 

 

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コメント: 1
  • #1

    c (水曜日, 23 3月 2016 20:34)

    継続的に、価値を生み出すことが経営だと思います。
    価値観の合うお客さんを集めることは、集客です。

    お客さんへ継続的に価値を提供することが目的で、価値観の合うお客さんを集めることは手段です。