春菜寿司(しゅんさいずし)

春菜寿司、しゅんさいすしと読みますが、春の山菜を載せた

ちらし寿司です。

 

春のお寿司と言うと・・コンビニの戦略通り?恵方巻きが全国に浸透しました。

 

坐唯杏の前のファミリーマートでも、武内に恵方巻きのチラシをくれる位、頑張って宣伝してます。

 

どのくらい、予約が入るの?って訊いても教えてくれませんでしたが、けっこう、周囲のサラリーマンやOLさん達に人気のようです。

 

 では、坐唯杏も恵方巻を・・と言うと、ひねくれ者の武内としては

そうではありません。

 

 

 

さて、春菜寿司の仕立て方をご紹介しましょう。 

 

まずは寿司飯、ご飯には古米のササニシキ系の米を炊くと、使い良いようです。

 

 

粒がしっかりするように、水加減は若干少なめ。

 

 

昆布と酒を少し加えて炊き上げます。

 

 

その間に寿司酢を合わせます。

 

 

 

酢を火に掛けて、砂糖と塩を適量ずつ加えて煮溶けた位で火から

下ろします。

 

酢は沸かさなくても良いので、調味料が溶けたら冷まして下さい。

 

あとは、寿司飯に混ぜ込む具も用意しましょうか。

 

微塵切りの生姜、煎り胡麻です。

 

微塵に切った生姜は酢に漬けておきます。

 

また、田舎っぽい作り方ですが、牛蒡や人参をキンピラにして

微塵に切っておいたのを混ぜるのも、味はすごく良いです。

 

 

 

さて炊き立てのご飯に寿司酢を加えて切るように混ぜたら、

煎り胡麻と微塵生姜を加えて、そのまま冷まします。

 

よく団扇で扇いでなんてしますが、自然に冷ました方が艶は

良い、なんて言う先輩もいました。

 

時間があるときには、無理に扇がなくても良いようです。

 

さて、寿司飯が出来たら、上に載せる具を揃えましょう。

 

菜花、酢蓮、筍、蕗、木の芽、などが味わいも良く、

見た目も良いです。

 

人参を花びらに象って、さっと茹でて甘酢に漬けた物を

散らすのも綺麗です。

 

春菜寿司は、もともと精進の一品なので、魚介系は載せませんが

家庭では、そんな決まりごとはどうでも良い事です。

 

 

贅沢にイクラやカラスミを載せても、バチ子を霰に切って散らしても

またまた、タラコでも・・紅い物が入ると見た目はぐっと映えます。

 

では、その他の野菜は・・

 

蓮根は皮を剥き、スライスして湯通し、ザルに揚げて塩を振り

冷めたら甘酢に漬けます。

 

蕗は茹でて皮を剥き、適当に包丁して出汁に酒、味醂、塩、淡口醤油で

味を調えたもので、さっと炊き、丘上げして冷まし、冷めたら出汁に漬けて

おきます。

 

筍は糠を入れて茹で、皮を剥いて適当に包丁し、追い鰹をして

酒、味醂、塩、淡口醤油で炊きます。

 

菜花は先を茹でて、味醂と塩、淡口醤油で味を調えた出汁に

漬けておきます。

 

書くと簡単ですが、何種類も揃えるとなると、けっこう

時間が掛かる仕事かもしれません。

 

お休みの日にゆっくりと楽しみながら、作る料理としては

申し分の無い仕込み量でしょう。

 

あとは山椒の若芽、木の芽を揃えたら準備完了。

 

寿司飯を、やや広めの丼に平らになるように入れたら、その上に

揃えた具を、彩りよく配置していきましょう。

 

揃えて盛り付けるより、ランダムにパッパと置いていくのが

綺麗です。

 

大きなもの、色目の良いもので起点を作り、その起点に沿って

彩りよく添えていく。

 

そんな感覚で盛り付けます。

 

ちなみに、こういう盛り付けを「吹き寄せ」と言います。

 

そして、最後に木の芽を散らして。

 

目にも鮮やかな春菜寿司の出来上がりです。

 

穏やかな、春の休日・・・
こんなご馳走で食卓を飾ってみてはいかがでしょう。