正真正銘の誠意

築地の取引先のお母さんと朝から、話し込んでしまいました。

 

お母さんと言っても、武内の実の母とは程遠い、お若い方でして

若い頃はさぞや、浮名を流したのではと想像力をかき立てる

美人の女将さんです。

 

 

その方と、話し込んでしまったのは、我々の世代が次の

世代に向けて、何を発信し・・・何を伝えていくか。

 

 

商売の根源とは、人間が生きる価値、生きる目標とは何ぞやと

言う、最もシンプルにして深遠なテーマでした。

 

 

 

仕事とは、誰かの役に立つこと。

 

 

人生とは社会のために出来る事を見つけ、挑み続ける事。

 

 

そして、若い世代に伝えるべき事は言い方を変えれば教育とはと

置き換える事が出来ますが、

 

 

社会のために、そして人類のために、地球のために・・・

何がしたくて、何が出来て、何をして過ごすかについて、

 

真剣に考える姿勢を、意義を・・伝える事と結論付けました。

 

 

小難しく書いてしまいましたが、話は実はもっとシンプル。

 

 

いかにして人を喜ばせるか・・の一語に尽きます。

 

 

今の商売、小手先の技術や情報戦、様々な他人の感情を

揺さぶる引き金を、いかにして見出し、そして引ききるかに

四苦八苦している人間が築地市場の中にもたくさんいるとの事。

 

 

特に、若い世代の人たちは野心をもって果敢に取り組んで

いますが、取引先のお母さんは、そんな姿勢にも危惧を

感じています。

 

 

結局、最後には正真正銘の<誠意>が伝わるかと言う、最も根本に

近い所を疎かにしたら、それは本線から外れているのでは、

と言う考え方です。

 

 

対して、武内は我々も若い頃は同じだったよと、やんわりと

お答えしました。

 

 

50、60歳になって分かる事では・・・と。

 

 

年齢を重ねて見えてくる本質と言うか、到達する根源と言うか、

そんなものを感じたのでした。