白子焼 Ⅱ

季節により真鱈の白子の相場は、低いところで落ち着きます。


と言うのは、アラスカ産が入ってくると相場が一気に下降すると言う

ことがありまして、国産の白子も引っ張られる形で落ち着きます。



だから時季によっては高級食材の白子でも、安くて良い物が買える時があります。


そういうお得感のある素材の場合は、遊ぶメニューを試したくなります。


やはり、最高級の素材で、最高級のお値段だと敬意を払って、

そのものズバリって言うところで、提供せざるを得ない所があります。


だから、メニューに載せる選択には、価格は重要な要素です。



さて、今回の白子焼きはホワイトソースで焼き上げてます。



多くの人が、いや厨房のスタッフも含めてチーズは使わないのか、

と言った疑問が湧くようでして、そのたびに使わないと宣言してます。



確かにホワイトソースにチーズを乗せて焼き上げたら、美味しいかも

しれません。

  

白子のグラタン・・・です。

  

でも、主役の白子が少々、霞んでしまいます。

  

この一品は白子の味わいを、楽しむ料理です。

 

 

ホワイトソースと組み合わせても、胡麻豆腐と組み合わせても、

その主眼には、迷いはありません。

 

 

そこにチーズが加わると、やはり白子の味わいからピントが

離れる様に感じます。

 

 

 

何かと組み合わせても、メインの食材を存分に引き立てる仕立て方と

その組み合わせをメインに楽しむ仕立て方とあると言うのが、

  

この記事でお伝えしたい事です。

  

 

旬の白子は、もう、本当にそのまま食べても充分に味わいが

乗った、極上の素材です。

 

 

高い・安いは、この際、関係なくしても、旬の白子は絶品です。

 

 ストレートに白子のポン酢も、白子の天ぷらも、本当に良いメニュー

だと思いますが、それと並んで白子の本来の旨味を楽しむ方法として白子焼きを提案してみました。

 

 

 

合わせるお酒まで提案させて頂くと、綺麗で旨味に溢れてて、

騒々しい吟醸香は不要で、穏やかに香りながら濃醇な味わいを

感じさせてくれる、大吟醸の無濾過生原酒は最高の組み合わせ

だと思います。

 

 

宗玄、秋鹿、風の森、長珍、悦凱陣、玉川、酒一筋・・・

樂旬堂・坐唯杏で揃えてる大吟醸です。

 

レベルの高いマリアージュを、楽しませてくれることでしょう。

  

 

と言う事で、本日は「白子焼」の話題をお届けしました。

 

 多くの人は、こんな一品には出会った事がないと思います。

 

 

武内も長年、坐唯杏をやってきて、大昔、東長崎時代に少しの時季

提供しただけで、こんな大々的に、発表するのは初めてのこと。

 

 

それだけ長年、温めてきた一品だと言う事です。

 

ぜひ! 1度、お試し頂きたいメニューです。