大根飯

かの、「おしん」での有名な献立のひとつです、大根飯。


遥か昔の救荒食ですが、現代においてはむしろ贅沢なご飯かも

しれません。



それは、こんな炊き込みご飯を提供する店が、と言うよりも

仕立てる職人が少なくなったのが理由です。



洗った米に大根の乱切りを、嫌!と言うほど加えて、ご飯、

と言うよりも茹でた大根に、僅かにご飯が絡んでいる・・・、


と言うのが、小林綾子ちゃんが食べていた大根飯ですが

さすがに、そう言う大根飯は炊きません。



坐唯杏で仕立てる時も、カエリと言うよく干したジャコを加えて、

鰹出汁を淡口醤油で加減して炊き込みます。

 

二番出汁、酒、味醂、塩、淡口醤油を組み合わせて吸物よりも

しつこい味、呑むにはしんどい位の濃い目の出汁で炊きます。

 

 

色気を出す時は、京人参を大根よりも、やや小さめに切って

硬めに茹でて加えたりしますが、派手派手になり過ぎる

きらいもあります。

 

大根の葉を細かく刻んで、塩で揉み塩抜きして固く絞ったものを

炊き上がりにまぶすのも、綺麗で良く使う手です。

 

 

ジャコの香りがほんのりと香り、出汁の旨味と大根の甘味と共に味わう

炊き立てのご飯。

 

きちんと仕立てた大根飯には救荒食とは、とても思えない・・・

特に真冬の寒い頃の大根で仕立てた大根飯には想像を遥かに超える

味わいが感じられる事と思います。

 

 

「おしん」での小林綾子ちゃん。

 

一斉を風靡した、名子役でしたが、あの子が苛められる度に

視聴率が上がったとか。

 

 

そんな時代の献立なので、ちょっとマイナーなイメージもあるかもしれ

ませんが、もう覚えてる人も少ない昔話でした。