煮豚

大雑把な言い方をすると、料理には2種類の手法があります。



それが、とことん時間をかけてじっくり仕上げるパワープレイ系とぎりぎりに火を通してさっくり仕上げる頭脳プレイ系です。



今日はパワープレイ、じっくりと時間をかける一品を紹介します。



じっくりと時間をかけると言っても、何時間も厨房に張り付いて、細々とした仕事を延々と続ける・・・



そんなのはプロの仕事です。



素人さんは、厨房に立つなら、そんな事はしてはいけません。

 

 

プロのする事がなくなっちゃいます(笑

 

 

では、何時間もかけて何をするかと言えば、火加減の管理。

 

 

それだけです。

 

 

たったそれだけで、プロにも劣らぬ、いや、むしろ忙しい店には到底、真似の出来ない、レベルの高い料理が出来上がるんですね。

 

 

例えば、煮豚なんか簡単でいいですよ。

 

 

豚肉って味をつけて、コトコト煮ると赤身の部分が

ぱさついてきます。

 

 

あれが、味をつけないで火を通していくと、しっとりと

仕上がることが多いんです。

 

 

仕上がることが多い・・って言うのは素材の差があるから

100%ではないけど、やってみる価値はあると思いますよ。

 

 

 

塩・胡椒を擦り込んで、沸いたお湯に放り込み、柔らかく

なるまで茹でる。 

 

 

茹で上がったら、醤油に漬ける。 

 

 

これだけです。 

 

茹でる時間も早ければ2時間ぐらいかな。 

 

 

茹でるお湯に生姜のスライスを加えたり、ニンニクを

入れたり、長ネギの青いところや玉ねぎ、人参、他には

ハーブやお酒なんかを入れたりするのはご自由に。 

 

 

また醤油にも、1割量の紹興酒を入れたり、八角を

入れたり、生姜・ニンニクはもちろん、黒砂糖で甘味を

加えたりするのも、好き好きでかまいません。 

 

無ければ無いで一向にOK。 

 

紹興酒を日本酒で・・・なんてのも良しです。 

 

日本酒は無ければ買って下さい。

 

料理が出来たあとに、無いと困ります(笑 

 

 

でも、基本は醤油だけで、全くOKです。 

 

たくさん使うともったいないから、空気を抜いて

封の出来るビニール袋があると良いですね。 

 

茹でて熱々の豚をビニールに入れて、家庭用のお玉なら

2杯ぐらいかな醤油を入れて空気を抜き、封をする。 

 

冷めるまで待って切ったら完成。 

 

それだけでも、充分旨い煮豚が出来ちゃいます。

 

 

他にも時間をかければ、それだけで美味しくなるもの、

鶏のスープや貝の煮物(鮑やツブ貝、バイ貝など)

牛の筋肉やスネ肉、モツの煮込み系の料理、煮豆などなど。 

 

 

時間が仕上げてくれる仕事は、どんなに頑張っても

時間に仕上げてもらわないと決して旨い料理には

ならない。

 

 

さて、如何でしょう。 

 

 

休日をこんな事をしながら、ゆっくりと過ごして

みるのは。 

 

で、しっかりと時間をかけて作った料理を知っていれば

外食しても、どれほど手間隙をかけて料理を仕上げて

いるか、判断基準が出来ます。 

 

そうすれば外食も、もっと楽しいかもしれませんよ。