春の松花堂御膳(税・サ込)  ¥4000

口取、

・蒲鉾 ・半熟玉子 ・川海老艶煮 ・松前漬 ・山独活諸味噌

 

向付、

・桜鯛 ・褄一式

 

炊合せ、

・若筍煮 ・菜花 ・木の芽

 

焼物、

・ハーブ鰊の炙り焼き ・あしらえ

 

揚物、

・山菜天ぷら

(タラの芽、蕗の薹、山独活)

 

うどん、

・鴨つみれ汁せいろうどん ・薬味

 

 

<別添え、>

飯、

・雲丹飯 ・香の物

 

向付

・鰹たたき、または雌梶木お造り

 

甘味

・苺のクリームアイス

 

 

 

 

こうして、一覧にすると・・さほど、充実した感じを受けないかとは

思いますが、この量が一気に目の前に並ぶと大抵のお客様は

圧倒されます。

 

弁当と言う事で、食事メインの献立となっておりまして、実は武内

などが酒と楽しむには、ちょっと量的に多過ぎる。

 

そんな感覚もありながらの提供です。

 

まずは「口取」と言う言葉が見えますが、これは肴となる品を

少量ずつ盛り込んだものです。

 

松花堂自体が茶懐石の流れを汲む提供法ですから、茶の席に

入る前のお酒を伴ったお食事に供される。

 

そんな考え方が前提です。

 

 

会席料理のルーツ、本膳料理にしても茶懐石にしても、お酒の

存在は必須と言う事で、我々料理人が、もっとお酒に対して

勉強しなくてはいけない理由のひとつです。

 

そして向付(むこうづけ)は、一汁一菜のお膳の時にご飯と椀の

向うにある一品と言うのが由来です。

 

刺身などを、この位置に持ってくる場合が多いのですが、厳密には

刺身に限らずその季節季節でもっとも味わって頂きたいメインの

一品を、この位置で提供します。

 

そして炊合せ、この「炊合せ」と言う手法自体が、最近は会席料理の

献立に組み込まれる事が少なくなりつつあります。

 

 

別々に炊いた煮物を、一つの椀に盛り込むのが炊合せと言う手法です。

 

とは言え、この別々に炊くと言う事自体が、メインの食材を分かりにくく

する事と、小品物の寄せ集め的な印象を受けるのが、最近の献立から少なくなっている理由です。

 

この春の松花堂弁当の献立でも、若筍煮を炊合せとしていますが

筍の煮汁でさっと温めた若布を盛り合わせます。

 

焼物に仕立てているのは、会津の郷土料理「鰊漬け」を坐唯杏なりに

アレンジした一品です。

 

今の季節、生の鰊が水揚げされますが、この鰊を乾燥させて身欠き鰊として、新物が完成するのが4~5月です。

 

 

新物の身欠き鰊を使った季節の一品と言う事です。

 

そして揚物は、これは定番。

 

タラの芽や蕗の薹、山独活(ウド)を天ぷらにします。

 

我々ぐらいの年代なら、文句なしにこう言う食材を楽しめるのですが、その苦味や癖のある味わいからは大人の食べ物かもしれません。

 

 

そして鴨のつみれを入れたツユで食べるうどんや、ウニの醤油漬けを使った雲丹飯をご用意する。

 

 

と言う事で、酒の肴にはもちろん!充実の食事としても、かなりの

満足感・満腹感があると自負しています。

 

もし、ご興味ありましたら、税・サ込の¥4000にて提供しております。

 

気軽にお問い合わせください。