四川担々うどん<汁アリ・汁ナシ>  ¥900

 和食の職人を十数年、独立して数年を経過して・・・

 

生まれて初めて、自分で考案したメニューでヒット商品を出したのが

このメニュー、「四川担々うどん」です。

 

和食の職人としては、何とも情け無い話なんですが、樂旬堂・坐唯杏に東長崎の割烹・坐唯杏から移転を決めて、さらにランチメニューをうどん中心で組むことに決めてから、試行錯誤を繰り返し作り上げた一品です。

 

割烹・坐唯杏に比べて客席も一気に増えます。

 

多くの方に「美味しい」と感じて頂ける、ちょっと辛過ぎるうどんメニューがテーマでした。 

 

 

 

 

 

 まだまだ激辛なんて言うものが、多くの方には認知される前に、誇張した唐辛子系スパイスの使い方をする、このうどんは・・

 

当初、多くのクレームを頂きました。 

 

「辛過ぎる」 

 

でも、武内には自分なりの・・・わずかながらではありましたが、自信がありました。 

 

必ず、もう一度食べたくなる・・・丁度良い「辛過ぎる」だと。 

 

結果は、多くのファンが出来て、人気の一品と育ちました。 

 

でも、辛さの調整と言うのは、スパイスの配合、使う量で調整できます。 

 

難しいのは、多くの方に「美味しい」を感じて頂く事。 

 

でも、これは根本的な考え方が間違っていたんですね。 

 

「美味」とは、決して作り出すものではなかったと言う事です。 

 

「美味」は生まれる物。 

 

担々うどんの肉味噌のように分量をきっちりと決めて、その仕立て方も

シンプルに、かつ合理的に確立しても、「料理」を作ると言うことに愛が無ければ

決して「美味」は生まれません。 

 

かつて何人もの料理人が坐唯杏で仕事をしてきましたが、旨い料理を作れる

人間は、ほんの僅かな人間です。 

 

それはセンスなんて言う言葉では言い表せない、もっと地道で、純粋で、愚直なもの。 

 

本当なら「愛」などと言う抽象的ではない、もっと地べたを這いずる様な作業かも

しれません。 

 

樂旬堂・坐唯杏の開店直後の時代は、頻繁に店に泊まっていました。 

 

その時の朝飯は、必ず四川担々丼を食べていました。 

 

レンジで温めた熱々のご飯に肉味噌と生卵、そしてオイスターソースをひと垂らし。 

 

実は四川担々うどんの肉味噌は、この食べ方が抜群に旨いです。 

 

ご飯に合う仕立て方だからこそ、汁無しの四川担々うどんが爆発的にご注文を

頂ける一品に育ったと思います。 

 

もちろん汁ありのうどんにも、この要素が大きな特徴となっています。 

 

という事で、四川担々うどんのお話でした。 

 

ぜひ、まだ召し上がっていない方は、お試し下さい。 

 

そして、クレームをお待ちしてます。(笑