台湾式・肉うどん ¥800

 伝統的な肉うどんと言うと、牛肉や豚肉を牛丼の様な味わいで煮込んだものをうどんにトッピングする。


または、塊肉を柔らかく炊いて、叉焼麺の様な仕立てにするかですが、樂旬堂・坐唯杏の台湾式・肉うどんでは「超」がつく粗挽きの肉を使用しています。


粒をしっかりと感じる、肉の食感もガツンと感じるぐらいの粗挽き肉を

柔らかくなる寸前まで炊いておいて、熱々のうどんに載せるのが

坐唯杏流です。



この台湾式・・と謳う、うどんですが台湾ラーメンを原型にしたものです。


 

とは言え、実は台湾に台湾ラーメンはありません。

 

 

日本で台湾の人が仕立てたラーメンだったので台湾の名が冠せられたのですが、台湾においては同様のラーメンは存在しないとの事です。

 

 

とは言え、このあたりが日本人の器用な所でもあり、この台湾ラーメンを模して様々なスタイルが登場しました。

 

 

当初は激辛で仕上げて、ニラやモヤシと共に挽肉を炒め煮にしたものを載せたものでしたが、辛味を抑えた優しい味付けや、様々な香辛料を駆使して、工夫がなされました。

 

 

そんな、支流にあるのが樂旬堂・坐唯杏の台湾式・肉うどんです。

 

 

辛味の強いうどんに仕立てると、四川担々うどんと被るので、優しい

味わいに仕上げ、その分複雑な香りを仄かに利かせる。

 

 

そういう方向で完成しました。

 

 

シナモン、ウイキョウ、クローブに八角や陳皮、花椒をバランス良く配合した

中華料理のブレンド・スパイスを使用しています。

 

 

挙げたのは6種類ですが、ブレンド・スパイスの名前は「五香粉」。

 

 

この場合の「五」は多くの種類とか、複雑な、という意味だとか。

 

だから、メーカーによっては、これ以上のスパイスが配合されている事も

ありまして。

 

 

その成分については企業秘密の部分も多いです。

 

 

さて、この五香粉の使い方も、どぎつく利かせると野暮ったくなります。

 

 

日本人の感覚では、あまりにも強い香りには反発を感じます。

 

 

香水、入浴剤、自宅の部屋や車内のアロマやフレグランス剤に気分が

悪くなる事もあります。

 

 

でも、「仄か」に利いていると、これがとても心地よく、その香りを嗅ぐだけでも

リラックスしてくる時もあります。

 

 

これが脳に直結した感覚と言う所以です。

 

 

「和」の料理としての、肉うどん。

 

 

仄かな香りが、食欲を高め、胃腸の働きを活発にし、さらに潜在意識にまで

到達するとすれば、

 

 

香りは・・飲食店としては、もっとも重視する要素なのです。

 

 

もちろん、その香りに相応しい味わいで調和がとれている事も大事な

要素ですから、一点集中で良い料理が完成するわけではありませんが、

 

 

食感、味わいももちろんのことですが、香りを味わう<うどん>。

 

 

それが坐唯杏の台湾式・肉うどんです。