漬物盛合せ

一昔前、漬物と言うと糠漬けを店で仕込み、柴漬けや鉄砲漬けなど、既成の品を織り交ぜて、盛合せを仕立てるのが、ほぼ・・どこの和食店でも主流でした。

 

他には、せいぜいキャベツの塩漬けや白菜を塩漬けにする。

 

それで事足りていたのか、お客様は満足していなかったけど、それで良い事にしていたのかは、今となっては明らかにする必要もない事ですが、

 

ある時期から、一気に漬物の仕立て方が和食の世界でも広がりました。

 

元々の漬物と言う位置づけからすれば、地方によって、季節によって、そして素材によって百花繚乱、極めて多彩な料理法があります。

 

 

旬の野菜を使い、大量に一気に仕込む保存性の高い、保存食としての色合いの強い漬物から、短時間で仕込める栄養素や体調の維持に効果のある物まで、実に機能的で理に適った料理であったことが、

今でも実感できます。

 

樂旬堂・坐唯杏の漬物の盛合せも、そういう意味では季節の野菜を

使って、彩りも良く味わいも多彩に仕上げる・・と言うのを、使命として

提供しています。

 

そして、その彩りや味わいが多彩と言う事も、実は栄養素的にも大切な事です。

 

緑の物、白い物、赤い物などなど、その彩りの違いで含まれる栄養素も違います。

 

醤油、味噌、塩、酢、唐辛子などの味わいの違いも、タンパク質の補給から食欲の増進と多くの意味を持ちます

 

消化酵素、繊維質、ビタミン、ミネラルの補給。

 

そして漬物が本来持つ、働き・・・メインの食と食の合間を食感や

違った味わいで変化をつけると言う意味で、上手に食事に取り入れると

絶大な効果がある一品です。

 

漬物の盛合せ、困った時の繋ぎの一品とか、何となく注文する気軽な

一品と言う事でも、確かに存在感はありますが、

 

その働きに注目して、宴の食事をより盛り上げる合間の一品、必要な

栄養素を摂る季節の一品として考えたら、一回の食事がより充実した

物となる。

 

ぜひ、上手に漬物をお召し上がりください。