ホヤ塩辛

 「海のパイナップル」、そんな呼ばれ方もするホヤですが、繊細な食材です。

 

それは不飽和アルコールの作用によるもので、ホヤ特有の臭みの原因となります。

 

だからホヤに関しては鮮度命、とにかく鮮度の良いうちに処理して食卓に出すことが、料理人にとって唯一にして最高の仕事です。

 

とは言え、現在は数多の料理法が知れ渡っています。

 

一昔前なら、酢物・・それも胡瓜と合わせてシンプルに酢と醤油で召し上がって頂くのが主流でした。

 

今では焼ホヤやステーキなどと言う、一風変わったレシピも多く、多彩な楽しみ方が出来るようになってます。

 

 

 

とは言え、やはりその真価は基本に忠実にホヤの殻から出てきた液体を使用し、そのまま仕立てるのが素材を生かす上では最高の調理法と言えると思います。 

 

さて、そのホヤですが意外にも健康的な食材です。

 

と言うのは低エネルギーにして高ミネラル。

 

味覚障害を防ぎ、セックスミネラルと言われる亜鉛が豊富で、塩分を排出するカリウムも豊富に含まれます。

 

またベタインと言う成分は肝機能の強化、胆汁の産生を促し、脂質の代謝を活性化し、コレステロール値を下げる働きがあります。

 

酒飲みにとって、実に有効な成分が含まれるホヤが、これまた実に

お酒に合う。

 

世の中は上手く出来ている。

 

そんな事を勝手に納得しては、また杯が進むと言う自己中心的な

解釈をしています。

 

さて、今日のホヤは塩を当てて塩辛に仕立てる事にします。

 

独特の海の香り、胡瓜の刻んだものを添えてお楽しみください!