秋刀魚の腸焼

 秋刀魚の塩焼き、実に美味しいです。



身の味わいも、さることながら肝の部分、腸(わた)の部分を適度に

ブレンドしながら(笑



身を味わうと、いっそうの旨味を感じます。



おそらく、あの苦味を旨味に感じる感性は、日本人独特の文化だと思うわけです。





栄養学的に見ても身には含まれていないビタミンやミネラルが豊富に

含まれていますから、生物的にも当然の嗜好が出来上がったのかもしれません。

 

 

さて、あの苦味の部分、三枚に卸して刺身を造るときなどは必要ありません。

 

 

かと言って、捨ててしまうには惜しい・・と言うような時に、このやり方が

役に立ちます。

 

 

肝や腸を、包丁で細かく叩いておいて、酒塩で沸かします。

 

 

料理屋ならそのあとで裏漉しに掛けたりしますが、皆さんがやられる時は、

そのままでも、全然気にする事はありません。

 

 

どろどろした、火の通った腸のペーストを作るわけです。

 

 

このペーストに卵黄を加えて、秋刀魚の焼物の仕上がりに塗るんです。

 

 

卵が入っているので、乗りもよく味わいにもコクが出ます。

 

 

とは言え、非常に焦げやすいので仕上がりに2~3回塗ったら、乾かして終わり、

見たいなパターンがオススメです。

 

 

 

秋刀魚の腸焼きというと、たっぷりの酒塩で沸かして、この酒塩に秋刀魚の身を

漬けてから干す・・と言う仕事もあります。

 

 

 

でも、こちらのやり方では、その干物を作るときの手間が省けます。

 

 

我々が提供する時は、もちろん三枚に卸し干物に仕上げてから焼きあがりに塗る、

と言う工程で仕上げますが、ご家庭なら刺身を造った時にでも秋刀魚の干物を

買ってきて、塗って仕上げる。

 

 

 

そんなメニューへの使い分けをしたら、お食事にバラエティが出ると言う事です。

 

 

秋刀魚の腸焼。

 

 

ぜひぜひ、何かの折にはお試しください。