煮穴子とクリームチーズ・サラダ仕立

 本当の事を告白しますと、実は武内はさほどサラダが好きではありません。

 

生野菜が嫌いかと言うと、そう言う事では無く、美味しく野菜を食べる方法がサラダではないのでは・・と言う感性です。

 

だから漬物や、生の食感を残したおひたしや茹で野菜、好物です。

 

ですが、その中で生野菜を非常に美味しいと感じる時があります。

 

それは、土佐流の鰹たたきに添えられた貝割菜や玉葱のスライス、年季の入った職人が丁寧に剥いて、細く・細く打った大根のケンは感動の美味さを感じます。

 

 

 

そういう意味で言うと、たたきや刺身に添える薬味としての生野菜には非常に好感をもっていまして、 

 

その感性をサラダにも取り入れる事にしています。

 

 それは、樂旬堂・坐唯杏の基本的な料理の仕立て方で、肉や魚の

旨味で野菜を食べる料理です。

 

 

例えば、鶏の焼いたものと生野菜、魚を焼いてほぐして生野菜と合わせる、チーズや肉や魚の発酵食品と生野菜と言う組み合わせでこそ、生野菜を十二分に楽しめるのではと思います。

 

 さて、過去においてそんな感性で、色々なサラダを仕立てて来ましたがその中でも出色の出来。

 

 

武内のお気に入りは煮穴子とクリームチーズを使ったサラダ仕立てです。 

 

穴子の甘味と旨味、クリームチーズの優しいコクが、ピリッとした野菜のアクセントと共に、また苦味や甘味、ドレッシングの酸味と共に絶妙の調和を発揮しました。 

 

武内自身、穴子が好物と言う事もあり、その点については贔屓の対象かもしれませんが、美味しい・・と感じる、全ての味わいを網羅したかの様な複雑にして、高尚な調和が実現したと自負しています。

 

 

これからの季節、サラダに仕立てる野菜も夏野菜とは違った、独特のアクセントを持つ物が増えます。 

 

そういう野菜を生で、美味しく楽しむには豊富な旨味を持つ肉・魚と

合わせる手法。 

 

ぜひぜひ、オススメです!