シメジの真砂(まさご)和え

シメジの真砂和えは、お目出度い料理です。 

 

シメジを小房に分けて、サッと茹でたら出汁に浸しておきます。

 

出汁の味わいは吸物に淡口醤油と味醂を加えて、色が付かない程度に調えた、軽めの味わい。

 

そのシメジの水分を充分に拭き取って、魚卵と和えるのが真砂和えです。

 

この時の魚卵は、塩抜きした数の子であったり、ほぐしたタラコであったり、生の状態で和える事もありますが、火を通した魚卵で和える事もあります。

 

 

 

画像は昨年より、どうしても仕入れが上手く行かず、提供を中断している

自家製のカラスミで和えた「シメジの真砂和え」です。 

 

カラスミは唐墨と書きます。 

 

中国の墨、書道に使う硯と墨の「墨」ですね。

 

その中国の墨の形に似ている所から唐墨と言いますが、

この唐墨の端の方が、どうしてもばらけて来る時があります。

 

 

本当に少量、最も丁寧に造る時は、タコ糸でしっかりと縛り、ばらけて

来ない様にケアしますが、一昨年までの様に何十キロも一度に

仕込む坐唯杏としては、どうしても手が回りませんでした。

 

 そのばらけてきた唐墨の粉を使って、釜揚げバターうどんに唐墨粉を

振りかけたり、唐墨茶漬けをランチに仕立てたりもしましたが、

 

 秋の頃、シメジを使った唐墨の真砂和えは見た目にも美しく、

食べたらお酒が進む、絶好の肴となりました。

 

 今では、唐墨の仕込みも思うようにいかず、悔しい限りなのですが、

シメジの真砂和え、

 

もし、ご家庭で何らかの魚卵があったら、挑戦してみてください。

  

タラコなどは、生のままよりは焼いてほぐした方がしっくりくるかも。

 

きっと秋上がりのお酒が、グイグイ進むと思いますよ。