センスを磨く

 

 

センスを磨く、、これは実に難しい事です。

 

 

特に武内の様な、他人の気持ちを考えないで、どんどん自分の事を進めるタイプには至難の技でして。

 

 

そう言う点では師事していた師匠は、ある意味とても剛腕の方でしたが、繊細な感情も持ち合わせている、バランスの取れた方でした。

 

 

 

そう言う部分も見習ってはいたんですが、こればっかりはなかなか簡単に身につくものではありませんね。

 

 

実際どんな場面で、相手の感情を見極め、趣味や嗜好を読んで厨房内の連携や、お客様に対しての料理の提供に生かすか?

 

 

それさえもセンスによる所が多いです。

 

 

でも、これも長い事同じ仕事をしていると経験が物を言います。

 

 

例えば、厨房で指導に当たってて、指示した事に対しての反応を見て、

理解度や実践度合いを計るのも、経験を重ねるごとに頭の中にデータ

が蓄積されます。

 

 

そのデータを元に、仮説や検証を重ねて、瞬間的な判断力を

培う事になります。

 

 

お客様の料理やお酒に対する反応も、同じ事で食べるペース、

食べている時の表情、しぐさ、会話や応対の進行を見ているだけでも

かなり、その中にはヒントが隠されています。

 

 

センスとひとくちに言っても、持って生まれた物は、その中でも

一部ですよね。

 

 

確かに、先天的に持って生まれた物が優れた人もいます。

 

 

でも、それも磨いていかなければ宝の持ち腐れ。

 

 

要は磨く事に対して、きちんとした価値観を持つ事。

 

 

理想の状態を明確にイメージして、それに近づこうとする事です。

 

 

そう言う意味では、良い模範があると習得の速度は上がります。

 

 

そして、もうひとつ。

 

 

厨房内やお客様、友人や家族に至るまで、相手の事を観察する

習慣だと思います。

 

 

今、いったい何を考え、これからどんな行動をしたいか、

どんな行動を望んでいるか。

 

 

はは、1番、そう言う感性が欠けている武内かもしれませんが

日々、そんな事を考えています。